目指すは大リーガー、アメリカへの一人旅 - サマースクール・
星野ジャパンが決まり、北京オリンピック野球は「金」を目指す。嬉しいニュースをうけて、大リーグを目指しアメリカの野球キャンプ(サマースクール:約1カ月間)にかつて参加した“夢はでっかい”の中学生の手記をEDICM TODAY(当社機関誌)より抜粋して掲載します。
ミニゴジラ Ti君 13才
Mickey Owen Baseball School ミズリー州、USA
行きの飛行機の中でキャプテンの操縦席にすわって写真を取ってもらった。うれしかった、でも足が震えてきてなんか日本にいたほうがいい気もした。英語がぜんぜんわからず夜もねられなかった。ごはんの味つけがこすぎて食べられない。みんなごはんを食べる前に何も言わずに食べるのが不思議。僕にはアメリカの人たちがやることが大胆に思えた。かなり暑い。しんどいなあ。
1週間ほどたつと英語がすこしだけわかるようになった。わからないときはジェスチャーで説明してくれるし、僕もそうする。友達もできて英語を教えてもらっている。わかることばでどんどん喋れるようになって、ちょっと楽しくなってきた。いつも使う英語なんて決まっている。10個も使えれば、どうにかなるやん。日本語を教えるとみんなすぐ使う。「オヤスミナザイ」、「オハヨウゴザマス」、「コニチワ」などと言う。蚊とかハエが多い。かゆいけど、みんな平気な顔してる。僕だけさされるんだろうか。
試合でヒットが打てるようになった。コーチもみんなも大げさに誉めてくれる。うれしい。でも練習でエラーをたくさんすることもあった。こんなとき、日本のコーチはすごく僕たちをしかる。怖い。体が固まってまたエラーをする。根性が足りないとか、やる気があんのかとか悲しいことを日本のコーチは言う。それで何人の子が野球をやめたろう。みんな野球ではすごいところがあったのになあ。アメリカのコーチはしからない、どならない、そしていいプレーをした時にすごく誉めてくれる。気持ちが軽くなって、もっといいプレーができる気がする。伸び伸びしている自分がわかる。野球は楽しい!!
ごはんがおいしくなった。エラーしても、次にもっといいプレーすればいい。アメリカに来て25日目今日はついにホームラン打った。次の日、コーチがピザをくれた。すごくおいしかった。もっとピザ食べたい。困ることがなくなってきた、でももうすぐ帰らないといけない。もっとここにいたいな。みんなと住所交換をした。Tシャツにことばを書いてもらった。みんなとわかれるのがさみしいな。あした帰るのが早すぎる。また、行きたい。
僕のアメリカでの1ヶ月はあっという間だった。すごい経験だった。日本に帰ってきて、EDICMのKさんに写真を見せに行った。大阪まで行くのは初めてだけど、アメリカに行くことを考えたら簡単や。言葉通じるしどうにかなる。お母さん、ついてこなくていいよ。Kさんがすごく誉めてくれた。帰りはもっともっとかんたんだった。アメリカ行って、なんか原色の世界を体験した気分。真っ赤なユニフォーム、真っ青な空、夜の空は真っ黒に降るような星、そんな原色が似合うアメリカの友達たちの白い顔、黒い顔そして僕の顔は日焼けで赤茶色。大胆な人たちのアクション、ことば、表現みんな原色の世界。遠慮とかしないし、自分のことをはっきり言う。また、経験したいな。あの世界。僕はどんな色が出せるだろうか。
僕の発見した言葉をちょっと紹介します。
サマドドリンク - 何か飲む
ハッ - 暑い
エリバディ - みんな
グゥチョ - たぶんいいとかよいとうい意味
コーク - コーラ
ノーアンダスタンド - わからない
シャラップ - だまれ
コードゥ - さむい
owari
