2007/04/17

ニュー・リッチの世界 The New Rich World  
副題:日本の新・富裕層 「年収5000万円以上、資産1億円以上」の人々
臼井宥文(著) 



昔からの富裕層と異なる新富裕層をニューリッチという括りでとらえ、その世界を垣間見せてくれた興味深い本です。スイスをはじめとする世界の有名校の教育事情については、臼井さんならではの視点で解説されていてとても新鮮でした。お嬢さんが留学されているル・ロゼにつてい触れられていましたので一部を抜粋し著書を紹介したします。

Chapter 5
ニューリッチの教育事情

世界最高の学校に娘を行かせたという願い

話はいまから20年以上も前にさかのぼる。1979年、イラン革命Iranian Revolutionが起こったとき、私はアリカに留学中で、この大事件を毎日のようにテレビで見ていた。テヘランTeheranのアメリカ大使館が占拠occupyされたときは、アメリカ中が騒然となり、とくに、ペルシャ湾Persian Gulfの空母flattopからへり部隊が発進し、武力で大使館の人質を奪還regainしようとしたが途中で砂嵐にあって失敗したときは、アメリカ人と同じように驚き、深く落胆disappointedした。
大使館前に集まったイランの群衆が、「アメリカは敵だ!カータ(大統領)に死を!」と、口々に叫んでいたことを、いまでも鮮明に思い出す。
 しかし、このイラン革命で追放されたパーレビ国王Shah(king)Mohammad Reza Pahlavi(1919~1980)と、以前のCIA長官のリチャード・へルムズRichard Helms(1913~2002)が同じ学校の学生だと知ったときは、もっと驚いた。これを報じたメディアがなんだったかは記憶にないが、若き日の2人がいっしょに映っている写真を見たときは、なぜかすごいショックを受けた。
 そして、その記事に書かれていた、2人が卒業した学校が、忘れもしない「ロゼ・スクール」だったのである。「なんだ、敵だの味だのと言おうと、世界はこうしてつながっているのか」と、私は思った。
このショックがあったので、私はその後、ロゼ・スクールがどんな学校なのか、調べてみることにした。すると、「ル・ロゼ」は、世界各国の王室royal family、大富豪super rich、実業家business elite、政治家politician、著名人celebrityたちが子弟の教育を任せることで有名であり、その意味で「お金持ちの子どもたちが通うスイスのボーデイングスクール」であるということがわかった。ただし、単なるお金持ちの学校ではなく、子どもたちに国際社会international communicationで活躍できる教養とマナーを教えてくれること、さらに、そこで培われた人脈networkが、子どもたちの将来に大きく影響するということもわかった。・・・・・・・・・・・・・・・・・・。



臼井さんとEDICMの出逢いは、東京のホテルで開いた「ル・ロゼ」の学校説明会でした。学生のご家族として参加されていました。とてもダンディな方で、お話をして今までと違うタイプのご家族(オールド+ニューリッチ?)だと感じました。そのご縁で、臼井さんが社長をされているSevenHills イー・マーケティングと留学の仕事を一緒にさせていただくことがあります。

私たちはル・ロゼより依頼を受けてこの数年、日本での説明会をアレンジしています。ル・ロゼとの付き合いは1980年代になってからです。私が最初に学校を訪問した時、学校に向かう一般道で霧の中かからギチギチとキャタピラの音を立て移動する戦車群とすれ違い「永世中立国」であるために徴兵制度を維持するスイス国民の愛国心忠誠心を意識させられました。学校では当時のディレクターで日本にも来ていただいたMr.Whitehead氏の案内で、「安全だから世界の著名人が子供たちを預ける」ということ、「年間800万円(現在)の学費が高くはない」という考えか方も学びました。そして、富裕層もそうでないご家族も「子供の教育には同じ悩みがある」ことを知りました。スイスにはロゼの他にもそれぞれに特徴のある学校があります。子供にあった学校を選ぶようにしましょう。  あさい