エディクムBLOG

留学体験談:アメリカの高校で学んだこと、そして未来へ

エディクムOBのT.Yさんから寄稿していただきました。留学を思い立ったきっかけ、海外留学で得たものなどについて書いていただいています。留学を検討している皆様にとって、ご参考にしていただければ幸いです。

高校当時に抱いた違和感がきっかけで留学へ

初めまして、T.Yです。僕は日本で高校1年生を修了し、アメリカのウィスコンシン州にあるWayland Academyに留学しました。留学のきっかけは、その当時に抱いていた違和感でした。

僕は小学校から大学まである一貫校に在学していましたが、一方的に伝達されるだけの授業の進め方に大きな疑問を感じていました。国語や社会の授業で扱われる様々な問題に対して同級生の意見を聞きたい、意見をぶつけ合いたい、親や学校の先生が敷いたレールから抜け自分の力で歩いてみたい、自分の考えを持ちたい、それらの気持ちは次第に外の世界へと向けられてゆきました。

世界にはきっと、僕が知らないような世界が広がっている。まだ出会ったことのないような人、様々な価値観を持った人がたくさんいる。知らないことがそこにはある。これらの強烈な衝動は、僕にとって日本を飛び出すことに十分な動機でした。


T.Yさん


Wayland Academyへの留学で人間的な成長を感じた

Wayland Academyでの3年間は全てが新鮮でした。新しい世界、人々、環境、言語、価値観で満たされていました。家族と離れることで、親や兄弟が僕にとってどれほど大きな心の支えになっていたのかを実感しました。英語力がないため、意思疎通が取れず悔しい思いをし、想像を絶するほどの田舎生活や寒い環境に身を置くことで、東京がどれだけ素晴らしいかもわかりました。

また、日本食は神が作りし食べ物なのではないかとさえ思いました。日本での「当たり前」が全く当たり前ではないということを肌で実感できたことが大きな学びでした。Wayland Academyでの3年間は僕を人間的に大きく成長させてくれたと確信しています。

大学に進み、新たな経験が発想転換の機会に

Wayland Academy卒業後、ボストンにあるSuffolk Universityへ進み、今年9月からNortheastern Universityへ転校します。Co-opというインターン制度を持つこの大学には、世界中から学生が集い、4年、または5年間のプログラムの中で一学期間はインターンシップに参加します。GoogleやAmazonをはじめとする今最も勢いのあるIT企業、PWCやBlackstoneといったコンサルタント会社、金融業界、スポーツ関連企業、食品系企業等多様な業種でインターンをする機会があります。大学でビジネスを学ぶうちに「ビジネスは実践を積むことが何よりも大事だ!」と気づきました。

「やってみないとわからない」これが僕の信条です。自分を含め多くの人は自分がこれから何をやっていいのか、やるべきなのか、に迷うことがあります。高校時代は特に大きく悩むことが多いと思います。高校生活が充実していたとしても、その先なぜ大学に行くのか、将来何をしたいのか、自問自答してもなかなか答えが見つかりません。そんなとき、僕にヒントや刺激を与えてくれた人々がいます。家族でも学校の友達でもない新しい人々との出会いこそ、自分に必要な発想転換の機会でした。皆さんにご紹介します。

HLAB

Where meets diversityをコンセプトに日本全国4ヶ所でサマーキャンプを開催している団体です。対象は高校生で、大学生(日本人、外国人問わず)が高校生たちのメンターとなります。それに加え、現在社会で活躍されている著名人がゲストと参加します。自分の目標となるような刺激的な人生の先輩たちと出会える機会です。

僕とHLABの出会いは、中学生の時です。当時、知り合いの大学生がHLABの運営メンバーとして働いていました。彼から感じた活気や情熱に圧倒され、自分も大学生になったら運営メンバーとして関わろうと決め、一昨年参加者の選考委員として働きました。高校生にとって新しい出会いやリーダーシップを身に着ける良い機会となるでしょう。

HLAB(https://h-lab.co/summer-school/)

Lumo

憧れの大学の学生、気になる研究をしている人、専攻したい学部に属している先輩。自分が気になることをやっている人を自分のメンターとして指名し、自分の大学進学のヒントにすることが出来ます。また、彼らと週一回、Zoomを通して普段考えることのないトピックについてディスカッションすることで、新しい興味や将来のビジョンを構築するきっかけになると思います。僕はLUMOでメンターとなる大学生のリクルートや企業の参加を促進する活動をしています。

Lumo(https://home.lumo.tokyo/vision-mission)

過去のトピックやプレゼンテーション例:

  • 医療のこれから
  • 宇宙開発とは
  • お笑い業界の実態と芸人のこれからの立ち位置
  • ミネルバ大学という学校について
  • 胎児はどこからが命?
  • 組織とは何か?理想的な組織とは何だろうか

留学後も探求は続く

高校時代、将来の自分の姿を想像することは難しいけれど、わくわくする時間でもあります。そして自分より一歩先を歩いている現役の大学生や社会人に会い、話を聞くことでより広い視野で自分の進路選択が可能になると思います。僕も「学びの場づくり」という活動を通して自分自身の進路を模索し続けています。


知る・触れる・イベント情報

エディクム主催のイベントや関連イベントをご紹介いたします。

教育を考えるとき、ぜひ一度ご相談ください

留学する・しないを含め、まず一度ご相談ください。
最適な方法を一緒に考え、探しましょう。

大切な子どもに残してあげられることは何でしょうか。たとえお金や物がなくなったとしても、教育を受けたことによる目に見えない「経験」は、貴重な財産としてその子の人生を豊かに彩る礎となるに違いありません。
グローバル時代と言われて久しい昨今、子どもの教育・経験を考える時に「海外留学」も選択肢のひとつとして当たり前になってきました。少なくとも、子どもがそれを望んだ場合には、保護者は耳を傾け、機会を与えてあげてほしいと願います。

エディクムは「世界のどこに行っても活躍できる人になってほしい」と願いながら、50年の間に7,500人以上のお子さんの海外留学をサポートしてきました。その実績に基づきながら、1人ひとりに丁寧なカウンセリングを行います。気持ちが固まっていなくてもかまいません。あなたの留学への思いを聞かせてください。

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