アフリカ便りーその2-
アフリカ冒険中のEDICM顧問、浅井から新年早々にアフリカレポートが届きました。2010年はガーナで新しい年をスタートしました。新年から届いたいくつかのレポートをご報告します。アフリカで貴重な経験をたくさんしているようです。
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12月31日
ガーナに入国した。Promised Landだ。ブキナファッソを出国したら、すぐにPaga、ガーナの移民局だ。個人面接ですぐ入国できた。英語の国。気分はらく。最近オイルが発見され、景気もいいらしい。
さて大晦日 今日のランチから明日の朝食まで僕が料理担当。今夜は簡単にホットドックにした。みんなよく飲む。僕はワインとビールを楽しんだ。パーティの途中、僕の家族が話題になった。電話をかりて新年の挨拶を家族にした。日本がちょっと恋しくなる。キャンプサイトが確保できない。(先日みたいに、原住民のそばでのキャンプは避けている。過去、真っ暗ななか、夕食中にテントなどを盗まれたケースあり。盗難が極めて多いとのこと。テントを張っても、実際に眠る直前まで寝袋などの荷物を持ち込まない。笑顔が素敵でフレンドリーな村民でも、盗みが当たり前、という意識をもつことを僕たちはことあるごとに厳しく指導されている)このままだと正月をブッシュで過ごすことになる。家族とおもちを食べたい。お雑煮をたべたいな。みんなと会いたいな。
僕たちのプログラムは4学期制。 1月12日にガーナで一学期が終了し、南アフリカで2学期、ケニアで3学期、カイロが4学期が終了し、卒業となる。ジャック(オランダ出身。とてもよくしてくれ、通訳もしてくれた。お別れするのが残念)、ジェイコブ(デンマーク出身。大きな体でいつもにこにこしながら子供たちに手を振っていた)、マーカス(ドイツ出身、いい若者だ、肉体労働をおしまなかった)がガーナで旅を終えて帰国する。とても寂しくなる。今日、発表があった。彼らと入れ違いで新たに3名が参加する。65歳の夫婦(今日乗り込んできた)と19歳?の若者である。
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1月14日
ビザが取れたと連絡あり。ナイジェリアとベニン。明日金曜日に出発が決まる。
ビザにおかげで時間ができた(学校も12日から始まった)ので、近くで目星をつけていた公立学校を予約して訪問、コクロバイトガバメントスクール(小中、300名)にはヤーナと一緒にいき、授業をした。 朝は8時頃に朝礼。国歌と校歌を歌う。太鼓のマーチで教室に入る。学生数は新学期が始まったばかりで何人来るかわからないという。おおらかだ。午後1時間ほど(これもだいたい、生徒がベルで知らせる)を終えると30分の休み。朝食をとっていない学生は校庭で朝食。授業は数学と保健(エイズについてはやはり深刻)、現地語カンズのクラスに出席。英語での授業だが、この地域の家庭ではガンズ語を使用する。文字がないのでそれをローマ字で教えている。文化の継承には言葉が大事。英語との2ヶ国語授業だが、小中学校ともに問題なく進行している。ぼくとヤーナはそれぞれの国について30分ずつ授業した。おもしろいね。校長によると、この地域も少子化がすすんでいる。今まで一家族10名以上の子供がふつうだが(クリスチャンが多く一夫多妻ではない)、最近は5名程度だそうだ。それでも5名もいるから人口が増えている。こどもたちははずかしがりや。日本のこと、フィンランドことはすべて初めて。校長をはじめ先生がたも真剣に質問してくれた。 ここのこどもは夢がもてそう。
すりには逢ったがカメラ(新カメラは使えそう)だけですんだ、幸い怪我も病気もなくここまできたことに感謝です。