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カナダ学校訪問報国:③ Brentwood College School

3月9日(火曜日)、今日は、ビクトリアから車で約45分のMill Bayという町にあるBrentwood College Schoolを訪問しました。
 
朝は太陽を見る事ができたが、ホテルを出発するころには、厚い雲が空を覆い、非常に冷たい風が強く吹き始めました。昨日のような吹雪のような雪が降らないことを願いながら出発。Brentwood College Schoolの敷地は海沿いにあり、ほとんどの教室、寮のお部屋から海を見る事が出来る素晴らしいロケーションにあります。
 
海が見える教室。ほとんどの教室や寮の部屋から海が見えます。
 
Brentwood College Schoolはほとんど来日したことがなく、ESLのプログラムがないため、現在、日本人学生は2名しかいません。2008年度までは、8年生から寮生を受けいれていましたが、2009年度から寮生の受入れは9年生以上になりました。全校生徒数は435名。寮生は360名。約70名の留学が通う、Private &College Preparatory Boarding Schoolです。17の教科でAPコースを持ち、一クラスの平均人数は約20名。放課後は、学生全員が、スポーツとFine Arts(芸術・音楽・ダンスなど)に必ず参加しなければなりません。朝8:00~午後1:45までは、Academic Subjects(教科/科目…体育や音楽を除く)のみを勉強し、午後2時~6時の間の最低2時間を、スポーツ(月・水・金)やFine Arts(火・木・土/土曜日も授業がある)に費やすカリキュラムになっています。また、学校全体が高いレベルのEnvironmental Conscious (環境に対する意識)を持ち、環境に優しい生活をすることを実践している学校です。その一環として、カナダのBoarding Schoolでは初めて、海水をくみ上げて、パイプで通すことで、建物内の温度を調整するシステム(Geo Thermal)&設備を完備したカフェテリアを新設(2010年3月下旬オープン)。この世界最先端のエコ技術は、Environment Educationの授業の教材として学生達に開放されることになっています。学生達に、意識を高く持つことだけでなく、この技術を学び、それぞれの国に戻って、この技術や考え方を広めていってくれることが学校が最終的に目指している環境教育のゴールとのことです。
 
完成したばかりのGeo Thermal設備。このシステムの管理は、1台のラップトップコンピューターで行うとのことです。
 
卒業生の100%が大学に進学する進学校であるとともに、カナダでもトップクラスのRowing(ボート)チームを有する学校でもあります。2004年に行われた北京オリンピックで、卒業生がカナダの代表として金メダルを1つ、銀メダルを1つを獲得しました。1984年のロサンゼルスオリンピックで最初の金メダルを卒業生がRowingで獲得してから、これまでに、卒業生が3つの金メダルと2つの金メダルを獲得しています。Rowingの特別コーチとして、メダリストが学校に指導に来ることもあります。室内練習場も完備し、ゴルフシュミレーターのように、ビデオ撮影を行い、フォームのビデオ解析を行っています。ボートハウスには1台$30,000(約270万円)の競技用のボートが10台以上整備され、練習は海で行われます。ナショナルチームにスカウトされる学生や、Rowingの実力と学業成績を認められハーバード大学などの一流大学のRowingチームに奨学金付きでスカウトされる学生もいます。
 
室内練習場
オリンピックメダリストの写真
 
明日紹介するShawnigan Lake SchoolとRowingではライバル校。この2校はカナダのトップRowingスクールとして州や全国大会で素晴らしい成績を残し、卒業生はオリンピックで活躍しています。ロンドンオリンピックにも卒業生がRowingで出場する可能性が高いと言っていました。Rowing以外では、ラグビーは州の2部リーグの昨年のチャンピオンになっており、ラグビーも盛んにおこなわれています。
 
また、芸術面にも力を入れおり、430名収容の劇場・ダンスルーム・音楽室が完備されており、特に演劇では、演技だけでなく、プロのスタッフからライティング技術を学ぶことができるコースもあります。
 
劇場
 
最後に、Brentwood College Schoolの保健室は、日本人ドクターのDr. Maedaによって寄付され、2002年に建設されました。
学校の先生から、Dr. Maedaに対する深い感謝の気持ちが伝わってきて、とても感動しました。今留学している日本人学生も、Dr. Maedaのように、どのような形でもいいので、学校に将来貢献してほしい、もしくは、その気持ちを持ってほしいと、強く思いました。

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