エディクムBLOG

新型コロナウイルス渦中の留学生の取り組み

前回の記事(留学先各国の新型コロナウイルス対策と学校の対応状況)でお伝えしたとおり、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が続くなか、学校の判断は、大別すると北半球と南半球で別れました。北半球の学校は、留学生を母国に帰国させてオンラインで授業を継続。一方、南半球の学校では、留学生を現地に残して教育を行っています。いずれも留学生の安全と健康を最優先に考えた結果です。

帰国した留学生は工夫を凝らしながら母国でオンライン学習に取り組んでおり、また現地に残った留学生もオンライン学習を取り入れつつ、学び続けています。今回はそんな留学生達の生の声をお届けします。

NZに残って学習を続ける、A.Kさん



A.Kさんはニュージーランド(NZ)北島にあるSt. Peter’s School, Cambridgeに今年1月29日に到着。オリエンテーションや初めての授業、寮生活に緊張感をもって臨んでいた矢先、NZ政府は3月下旬、5週間のロックダウンを発表。

寮生活は突然ホームステイへ変更、キャンパスは閉鎖となり、授業もオンラインへ移行。期待していた留学生活とは違う状況におかれたA.Kさんに、現在の心境を伺いました。

最初は「ロックダウン」が理解できず、不安だった

2月に入りコロナウイルス感染が中国や日本で拡がっていることは知っていました。3月半ばを過ぎ、NZは「ロックダウン」になると聞き、英語力が乏しい私は何が起こるのか理解できず不安になりました。

翌日から先生方がオンライン授業の進め方を手取り足取り説明してくれて、寮生活ではなく、一時的にホームステイになることも知りました。その時には不安は消え、むしろ事の重大さがわかりました。

初めてのオンライン授業は、マイペースで進められて理解力が上がる利点も感じる

オンライン授業は初めての経験で、その場で質問できないのが不便です。でも、逆にオンライン授業だとわからない箇所を翻訳にかけることができるので、自分のペースで一つずつ納得しながら内容をしっかり理解できている気がします。私は幸運にもホストマザーが教師なので困った時はホストマザーに助けてもらっています。

ストレス発散はサイクリング

入学当初はテニスチームに入り他校との試合に出場していました。ロックダウンになってからサイクリングにはまりました!毎日違うコースで、景色が綺麗なので写真を撮ったりしながら楽しんでいます。在宅のおかげで思いがけずサイクリングの魅力を知りました。また、自粛時間が多いので日本の家族にはLINEで頻繁に連絡をとっています。

NZに来て自分自身や価値観に変化

NZに来てもう4ヶ月弱ですが、勉強面ではやらされているという感覚が一切なくなり、自分に身につくという感覚でできるようになりました。価値観でいうと、このコロナウイルスで、前の自分なら周りの人に流されて「大丈夫」などと思っていたと思いますが、今はしっかり自分の考えを持って行動できていると思います。

本当は7月の休暇に日本に一時帰国したかったのですが、年末までNZに残って英語力をしっかり伸ばして1年間を修了する覚悟を決めました。

最後に一つ。NZの人々は窓辺にテディベアを置いています。それはロックダウン中にストレスが溜まっている人の気を紛らわせられるようと応援しあっているそうです。さすが、癒しの国NZです!

アメリカから緊急帰国し、オンライン学習に取り組むJ. Oさん、J. Lさん

新型コロナウィルスの存在が確認されて間もない頃、海外の学校は、万一の場合に備え「オンライン学習」の仕組みを構築し始めていました。その時点ではウイルスによって世界規模での休校、経済活動の停止といった状況は誰もが想像していなかったと思います。

オンライン学習は、近い将来に必要となる道具として考案されましたが、今やこれがなければ学習が進まないという状況です。留学先に関係なく、エディクムの学生さんも全員が取り組んでいます。

アメリカから日本に帰国し、オンライン学習に取り組むJ・Oさん(12年生)とJ・Lさん(11年生)に学習や生活の状況を伺いました。

オンライン授業を受ける日の流れ(J.Oさん)

普段は、次のような1日を過ごしています。

  • 8:00 起床/朝食
  • 9:00 クラスの録画ビデオを見る/ノートを取る
  • 12:00 休憩/昼食
  • 13:00 宿題や提出物を終わらせる。
  • 15:00/16:00 終了
  • 17:30 犬の散歩、ランニング、テニス
  • 19:00 夕食
  • 23:00 就寝


アメリカ東海岸の時間に合わせてライブ授業に望む(J.Lさん)

今は、アメリカ東海岸の時間に自分の生活リズムを合わせて授業に臨んでいます。起床時間帯はいつも(日本時間の)14時か15時頃で、ご飯を食べたり、シャワー浴びたりしています。宿題は16時過ぎに開始し、大体20時頃に終えることを念頭においています。

1つの教科につき1時間を目安に宿題、復習、予習に取り組んでいます。オンラインコースとだからと言って、勉強の質は落としません。成績は3段階(Fail, Pass, Pass with Honors)でつきます。

授業は大体21時半頃から始まり、毎日3~4教科(各教科は1時間)勉強しています。授業は4時に終わり、少し復習や宿題をしてから就寝しています。

オンライン授業の良い点

時差の関係で、僕は授業の録画を見ているので、自分のペースで進めることができるのは良い点だと思います。(J.Oさん)

オンライン授業は、環境が整った場所(僕の場合は自宅の自室)でやるので、学校で取り組むのとそれほど大きく変わる、ということはありません。でも自分はあまりオンライン授業は好きではありません。(J.Lさん)

オンラインは先生に質問しにくい(J.Oさん)

直接先生に質問しにくいということが、オンライン授業の欠点だと思います。僕は週1回、必ず全ての先生とライブで話しているのですが、その時間だけでは、全ての質問ができないです。加えて時差があるため、僕や先生が約束の時間を間違えてしまうこともあったので、スケジュールは、しっかりと管理した方がよいと思います。

ネット環境に依存するのがオンラインの課題(J.Lさん)

オンライン授業の欠点は、全てインターネットに委ねられていることです。インターネットの環境により、授業の速さも変わっていきます。時々、音声が聞こえなくなったり、見えなくなったりします。一度、自宅のインターネット環境が悪くなってしまい、授業が全然聞けませんでした。環境の良し悪しが授業の理解を左右する気がします。

オンライン授業ではカバーできないこと

学校で受ける授業とオンライン授業の違いは、雰囲気だと思います。教室で友達と空気感を共有して一緒に学ぶのとは違います。特に留学生にとって、母国の自宅で勉強するというのは非常に新鮮ですが、難しさもあります。(J.Oさん)

質問があるときにすぐに先生に直接聞くことができないことです。自分は先生との1対1の指導が好きなのですが、それはオンライン授業ではあまりできません。質問や疑問点をすぐに解消することは難しいです。(J.Lさん)

オンライン授業をスムーズに行うための秘訣

自分のモチベーションと集中力を保つことが最も重要と思います。後でやろうという姿勢だと、あっという間に課題や提出物が増えていきますので、追い付かなくなります。その日のうちにやるべきことはその日中に終わらせ、その後にリラックスするという流れが、オンライン授業をスムーズに進める秘訣だと思います。(J.Oさん)

オンライン授業をスムーズに行うためには、周囲に十分な環境を用意して臨むことです。環境によって授業の質は変わってくると思います。自分でスケジュールを管理し、生活のリズムを整えることです。規則正しい生活は、オンライン授業の支えになると思っています。(J.Lさん)

オンライン授業に取り組んできた感想

僕は、当初オンライン授業に加えて自動車教習所に通う予定でした。午前中に課題等を終わらせ、午後に教習所のクラスに出るつもりでした。しかし、オンライン授業が始まってみると、そう上手くはいきませんでした。日によっては、授業に丸一日を要することもありました。今、自動車教習所も休校しているので影響はないのですが、学校の授業にしっかりと取り組みながら、他のことにも挑戦するのは非常に難しいです。(J.Oさん)

今年からほとんどの学校で導入されたオンライン授業は、学校の友達と接する場でもあり、みんなで楽しんでやっています。これがずっと続くのは嫌ですが...(J.Lさん)

新型コロナウイルスに惑わされず、各々の境遇で前向きに学習に取り組む留学生

留学早々に緊急事態に巻き込まれながらも現地に残ったA.Kさんですが、新しい環境にいち早く順応し、前向きな心境の変化について語ってくれました。一方で帰国したJ.Oさん、J.Lさんは、ネットを通じた学習やコミュニケーションに対する不便さは感じているようですが、自ら考えて生活のリズムを作り、学習環境を整えています。お二人はそれぞれ12年生と11年生ということで、すでにアメリカで数年の留学生活を送っており、自立的に行動することが身に付いているのではないでしょうか。

彼らを物心両面で支えているのが学校であり、各家庭です。もちろんエディクムのスタッフも学校と密接に連携し、留学生や保護者の皆さんをサポートしています。今回のように世界中で外出が制限される事態は極めて異例ですが、コロナウイルスの世界的な流行は今回が初めてではなく、今後も同様の状況が発生する可能性は高いでしょう。

今まで、今回のようなウイルスの世界的な感染拡大により、全世界の教育、経済活動、移動などに制限がかかることは稀でした。しかし、今後同じような事態が発生しないとは言い切れません。どのようなときも子ども達の教育を止めない取り組みは、試行錯誤を繰り返しながらも続きます。


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教育を考えるとき、ぜひ一度ご相談ください

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最適な方法を一緒に考え、探しましょう。

大切な子どもに残してあげられることは何でしょうか。たとえお金や物がなくなったとしても、教育を受けたことによる目に見えない「経験」は、貴重な財産としてその子の人生を豊かに彩る礎となるに違いありません。
グローバル時代と言われて久しい昨今、子どもの教育・経験を考える時に「海外留学」も選択肢のひとつとして当たり前になってきました。少なくとも、子どもがそれを望んだ場合には、保護者は耳を傾け、機会を与えてあげてほしいと願います。

エディクムは「世界のどこに行っても活躍できる人になってほしい」と願いながら、45年の間に7,500人以上のお子さんの海外留学をサポートしてきました。その実績に基づきながら、1人ひとりに丁寧なカウンセリングを行います。気持ちが固まっていなくてもかまいません。あなたの留学への思いを聞かせてください。

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