<新>ESOL & バスケットボール サマースクール in コネチカット州ボーディング・スクール
日本の国技と言えば相撲、アメリカの国技は野球と言われてきましたが、2013年PRRI社のリサーチによると、アメリカ人の約55％が野球よりもアメリカンフットボールが国技だと考える人が多いようです。しかし昨今アメリカでは国技という考え方は最早無く、４大スポーツと捉えるのが一般的です。
アメフトのNFL、野球のMLB、バスケのNBA、アイスホッケーのNHLという４大プロスポーツが人気と経営の両面において頂点に達しています。
その４大プロスポーツのひとつ、バスケットボールは日本でも大人気、昨年秋にはBリーグというプロバスケとボールリーグが開幕しました。日本人初のNBAプレーヤー・田臥や、アメリカの高校にバスケ留学して後にNBA契約を一時期結んだ富樫などが活躍しています。そして今、NBAに最も近いところにいる日本人として注目を集めているのが、香川県出身の渡邊雄太（ジョージ・ワシントン大＝GWU）。
NCAAディビジョンＩでプレーする日本人としては史上4人目です。渡邊が進学した2013-14年度、NCAAディビジョンI男子バスケ5493校のうち、アジア人選手が活躍しているのは僅か14人ですから、どれだけ渡邊が現地で注目されているかわかります。
この渡邊君、日本の高校で活躍していた時にアメリカ人のコーチから誘いを受けPost Graduate（PG）としてコネチカット州にあるボーディング・スクールへ入学しました。その年のナショナル・プレップ・チャンピオンシップで準優勝、そしてNCAAディビションIから多くのスカウトを受けた中GWUに進学を決め、現在までの活躍に至ります。
渡邊君のNCAAでの活躍の礎となったアメリカ高校留学先が、コネチカット州のボーディング・スクール、St. Thomas More Schoolです（1962年創立、男子校、8年生～PGまで）。
今春、10年近く懇意にさせていただいていた入学担当官のLaddご夫妻が職を離れられ、今回、新たな入学担当官のMr. Roland Lemay氏がエディクム・オフィスへお立ち寄りくださいました。St. Thomas More Schoolはカトリック教会の伝統を踏まえた教育を行う大学進学準備校で、家庭的な雰囲気の親密なコミュニティを形成し、学生は全員寮で生活しています。スポーツ活動を重んじ、特にバスケットボール・プログラムが優れており、NBAや有名四年制大学で選手として活躍する卒業生も多くいます。
前置きが長くなりましたが、バスケ好きの中高生の皆さんへ。
今回ご紹介したいのは、St. Thomas More Schoolが今夏より新たに始めるサマープログラム、「Summer@ STM – ESOL & Basketball」です。Grade 7からG11（日本の中1から高2まで）の留学生を対象とした夏のプログラムです。
内容としては例えば5週間のうちはじめの3週間はESLの授業をメインとし、バスケは週3日程度行われ、後半2週間はバスケの比率が上がり、The Connecticut Basketball School (STMが管理・運営する9～18才までのバスケットボール・キャンプ)のコーチ陣が加わっての本格的なキャンプとなります。2017年夏の新たな試みということで、これから始まるキャンプの様子をじっくり伺って行こうと思います。
是非、バスケ好きでご興味のある方は、来夏、このプログラムをご検討されてみてはいかがでしょうか。
とってもお話し好きのDean of AdmissionsのRoland Lemay氏。
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