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【OBOGシリーズ:異国での学びが与えた影響】第6回:料理がつないでくれた世界 - 留学から始まった私の食の旅

Fay Schoolのキャンパス

Fay Schoolのキャンパス

英語が話せるようになりたい!という思いから、小学校卒業後にFay School(マサチューセッツ州)に留学しました。入学当初、英語が全く聞き取れず、「日本に帰りたい」と3ヶ月間、毎晩布団の中で泣いていました。ルームメイトに “That’s enough crying.” と言われた頃から次第に耳が慣れ、友達ができ、学校生活が楽しくなりました。Fay School卒業後はBlair Academy(ニュージャージー州)に進学し、日本人が一人という環境で留学生扱いされることなく、勉学に励み、また陸上部で体を鍛えました。


Blair Academyでは陸上部で活躍(本人は最前列右から3番目)

大学はビジネス分野が強いBabson College(マサチューセッツ州)を選び、アントレプレナーシップ(起業学)を学びました。在学中、ボストンキャリアフォーラムに参加し、就職活動をしながら将来のことを考える中、自分は「料理や食に関する仕事をしたい」というビジョンが明確になりました。両親の協力を得、ニューヨークのFrench Culinary Instituteに2年間通わせてもらえたことには、とても感謝しています。ニューヨークに住み、専門学校の学生になることで、今まで知らなかったアメリカの一面を経験しました。危険なこと、理不尽なこと、糖尿病で休み時間に注射を打っている学生、明日を生きるのに必死な人々など、ボーディングスクールや大学時代の自分が、どれほど恵まれていたのか?を実感しました。一方、人種のモザイクと呼ばれるニューヨークで、食を通して多種多様な文化を学ぶことの面白さに魅了され、その経験が現在の活動の礎となっています。


ニキズキッチン料理教室講師として活躍

ニキズキッチン料理教室講師として活躍

日本に帰国後は子育てを経て、10年前からニキズキッチン料理教室 (https://www.nikikitchen.com) にてアメリカ料理の講師を務めています。ニキズキッチンは、20年前に創立され、首都圏を中心に外国人の自宅で開催されている料理・英会話教室で、現在40カ国以上の国の先生が所属しています。料理は一人でするより、誰かと一緒のほうが笑顔や会話が弾み幸せ感が生まれます。政治的に対立する国であっても、料理教室では仲良く同じものを食べ、共通の価値や喜びを分かち合います。一方、野菜の切り方一つをとっても、それぞれの文化の特徴と違いを教えてくれます。例えば、日本料理には、輪切り、乱切り、笹切り、笹掻きなど数十種類の切り方があります。アメリカではぶつ切り、角切り、みじん切りなどとてもシンプルです。なぜでしょう?この疑問をもつことから、その国について学び、異文化に興味をもち世界が広がってゆきます。料理には、人々を仲良くさせるマジックがあると思います。


ニキズキッチン出版のおすすめ書籍

料理教室の他に、企業向けレシピ開発や専門学校での指導、テレビ・雑誌関連の仕事にも携わっています。仕事を通して講師同士の交流も盛んで、どこか留学時代の感覚に似ているところも、私が楽しく仕事を続けられている大きな理由のひとつです。中東出身の講師のレッスンでは、時間が来たら突然お祈りを始める、ダンサーの先生は踊りだす、ゴスペルを歌う方もいます。感情豊かなロシアの先生が怒る時、一瞬驚きますが、「そうか、ロシアの人の怒りのポイントはこれだったな。」など留学時代に培った経験が思い出され、役立っています。

コロナ禍では対面レッスンが難しくなる一方、オンラインレッスンへと切り替える仲間もいました。その頃、ステイホームの影響で動画配信業界の需要が拡大。料理と英語の経験を活かし、Amazon Prime制作『Bake Off Japan』や、シンガポール国営放送『MasterChef』にフードプロデューサーとして参加しました。数ヶ月間のシンガポール滞在中は中国語が分からず、留学当初の気持ちを思い出す貴重な経験にもなりました。


大岩さんが出版されたニューヨーク料理のレシピ本

パンデミックも落ち着き、現在は以前と同様に料理教室や専門学校での仕事を再開しています。思い返せば、中学のInternational Dayで15カ国以上の文化や食を体験したことや、高校時代にブルガリアからの交換留学生に寮で郷土料理を教えてもらったこと、そして母が飲食店を営んでいたことなど、子どもの頃から自然と外国の食文化に触れる環境にありました。こうして振り返ると、今は「好き」がそのまま仕事になり、日々新しい出会いを楽しんでいます。

今後の目標は、大好きな故郷・日本の食材や食文化を、世界に向けて、そして日本の人々にも改めて発信していくことです。数年前、息子と一緒に車で東北地方や北海道へ旅をしました。郷土料理に加え、地元のおばあさんお手製の漬物の数々に感動し、受け継がれる日本の家庭料理の魂に心惹かれました。ニキズキッチンで日本料理(出汁)を担当されている、西山先生がおっしゃるには、日本料理が世界に認められ、日々新しいトレンドが生まれていく中で、失われていく食材や、食の伝統もあります。四季があり、海も山もあり、豊かな食文化に恵まれた日本の魅力を、料理を通して伝えていきたいと考えています。


大岩さんがアンバサダーを務めるカルローズ米

大岩さんがアンバサダーを務めるカルローズ米のレシピ本

大岩さんのお料理教室&料理本の紹介

わくわくするアメリカ料理が満載です!
ぜひチェックしてみてください!


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エディクム主催のイベントや関連イベントをご紹介いたします。

教育を考えるとき、ぜひ一度ご相談ください

留学する・しないを含め、まず一度ご相談ください。
最適な方法を一緒に考え、探しましょう。

大切な子どもに残してあげられることは何でしょうか。たとえお金や物がなくなったとしても、教育を受けたことによる目に見えない「経験」は、貴重な財産としてその子の人生を豊かに彩る礎となるに違いありません。
グローバル時代と言われて久しい昨今、子どもの教育・経験を考える時に「海外留学」も選択肢のひとつとして当たり前になってきました。少なくとも、子どもがそれを望んだ場合には、保護者は耳を傾け、機会を与えてあげてほしいと願います。

エディクムは「世界のどこに行っても活躍できる人になってほしい」と願いながら、50年の間に7,800人以上のお子さんの海外留学をサポートしてきました。その実績に基づきながら、1人ひとりに丁寧なカウンセリングを行います。気持ちが固まっていなくてもかまいません。あなたの留学への思いを聞かせてください。

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