エディクムBLOG

【OBOGシリーズ:卒業生の活躍】世界で評価される主体性とリーダーシップ

佐久間聖暉さんは、2022年から3年間、アメリカ・メイン州にあるGould Academyに留学し、現在は、George Washington大学(ワシントンDC)に在学する大学2年生です。昨年、世界最大手の化粧品会社L’Oréal (ロレアル)が主催するビジネスコンテスト「Brandstorm 2025」に大学の仲間2名と参加し、アメリカ大会で優勝し、パリの世界大会に招待されました。高校時代に取り組んだリーダーシップ活動が、大学で更に進化を続けています。佐久間さんにお話を伺いました。


Brandstorm決勝大会にて

Brandstorm決勝大会にて


留学が教えてくれた、自分の「好き」を貫く力


Gould Academyのキャンパス

Gould Academyのキャンパス

私は15歳で日本を出てGould Academyに留学しました。初めは母から留学を勧められました。日本の中学時代、同年代の友達が何事も深く考えず、危機感がないことに違和感を持ち、もっと刺激的な世界を経験したいと思い、自分でも留学を決意しました。

いつか世界を舞台に輝けたらと漠然と思っていましたが、現在は当時の自分では考えられないような環境にいると感じています。こんなに早く世界で活躍している大人達と英語で話し、プロジェクトを進めて行くようになれるとは全く思っていませんでした。

Gould Academyに入学して、学生たちが自分のやりたい事を自由に行い、とても自立していると感じました。例えば当校は全米でもスキーが有名な学校です。学生は自分が愛するスキーのためにその準備を怠らない、全てに責任を持って真剣に取り組んでいる姿が印象的でした。それならば自分も好きな事に全力で取り組もうと決めました。


「料理好き」が友達づくりの突破口に


教職員に寿司をふるまう佐久間さん(写真左)

教職員に寿司をふるまう佐久間さん(写真左)

メイン州はカナダとの国境に位置する田舎で、周囲に遊ぶ場所はありません。そこで、自分が得意な料理やバスケットボールを活かして仲間を増やしていきました。料理をアピールするため、ビビンバをふるまうと、チェコ、ドイツ、中国をはじめ多くの友人が私の料理を楽しんでくれました。「ショウキは料理が得意だ」と認めてくれたのがとても嬉しかったです。

自分の好きな「料理」を通して自分の存在が認知され、本当の意味でGouldコミュニティへの仲間入りができました。そして、寮が閉まる休暇中には多くの友人の家から招待を受けました。

高校3年時に、学校の料理クラブを創設しました。全校生徒240名のうち、40名が料理クラブに参加してくれました。その多くは留学生で、みんな故郷の料理が食べたいため様々な国の料理をつくりました。

また、作った料理を他の学生や学校職員に販売し、材料費を賄ったこともあります。最初に挑戦したのは、鹿のローストです。友人が猟で捕ってきた地元の鹿肉をローストし、ベリー系のソースを加えた一品です。次はラーメンです。豚骨スープも10時間かけて作りました。一杯$10の値段をつけましたが、もとは取れませんでした(笑)


周囲の大人の協力を仰ぐ大切さ


Gould Academyの売店にてカツサンドを販売

Gould Academyの売店にてカツサンドを販売

卒業前に更に大きなプロジェクトを企画しました。日本文化を取り入れた、数量限定の”とんかつサンド”の販売です。パンにはGouldという学校の焼き印を押したいと強いこだわりがあり、日本の工場に焼き印の発注をしました。

このような活動をする時に大人の協力は必須です。勇気を出し副校長先生にお願いし、地元のパン屋を紹介してもらい、とんかつサンドのための特別な食パンを一緒に考え、作ってもらいました。そして、自分がこだわり抜いたとんかつサンドを100個販売したところ、1時間で完売しました!

Gouldの一員として、また留学生として何で貢献できるかというと、私の場合は料理でした。日本料理は人気があるので、校長先生と卒業生に寿司をふるまったこともあります。学校近くの市場から鮮魚を取り寄せました。とにかくみんなに「ショウキ」という自分を認めてもらいたかったのです。この活動で、校長先生から表彰を受け、リーダーシップ賞をもらったことが、Gouldでの生活で一番嬉しかった事です。

自分の「好き」や「本気」を隠さずに発信する事は本当に大事だと実感しました。オープンにしていると仲間が集まってきます。自分が発信する事で周囲の仲間や、その先の人々と共通項が生まれ、思いがけないご縁が生まれます。こういった高校時代の経験を通じて、「自分から動けば、何かしらの道が拓ける」と徐々に自信がつき、今までやってきた小さな活動が繋がったと実感しました。更にこの一連のリーダーシップ活動が大学進学の際にも評価されたと思います。


アメリカ代表チームとして、パリ世界大会に乗り込む


高校卒業後、George Washington University (GW)でビジネスを専攻しています。GWでは友人二人とチームをつくり、ロレアルの「Brandstorm」というビジネスコンテストに参加しました。「Brandstorm」は、ロレアルが毎年主催している30歳未満の若者向けのグローバル・イノベーション・コンテストです。

新製品を企画し、マーケティングからセールス戦略まで自分たちで策定し、ロレアルの幹部にプレゼンするという大規模なコンテストで、昨年は、世界中で24万チームが参加しました。私たちのチームは男性用化粧品を企画し、その製品の配合から、デザイン、マーケティング戦略を立案しました。

Zoomで行われた予選大会を勝ち抜き、ニューヨークのアメリカ大会決勝では、まるでテレビ局のようなカメラが何台も回る小さなスタジオで、ロレアル幹部8人の前でプレゼンしました。更にオーディエンスも30人以上いて緊張しましたが、驚くことに2万人が参加したアメリカ大会で優勝することができました。その後、アメリカ代表としてパリでの世界大会に招待されました。


Brandstorm2025 アメリカ決勝大会の様子

Brandstorm2025 アメリカ決勝大会の様子

パリでの世界大会に向かう前に、ニューヨークの幹部の方から幾度も指導を受け、プレゼンの練習を重ねました。そして、パリでは、世界中から選ばれた42チーム中10位に入賞する事ができました。でも自分では全く満足できていません。自分たちの商品を細部までプレゼンしきれていなかったというのが反省点です。

優勝したのはチリのチームです。彼らはエンターテインメント性のあるプレゼンやリサーチ力が秀でていました。有名大学出身とかではなく徹底して実力主義で、細部にまでこだわり抜いているチームが認められると実感しました。緻密な人たちが輝いて見え、自分たちも細部までこだわって躍動感をもってプレゼンできていたら、、、と悔しい思いをしました。

コンテストへの最多応募の国はインドで、5万チームがエントリーしたそうです。インドの入賞者には公立大学の普通の学生もいて、このようなコンテストによって人の人生が変わるのだと感じました。日本代表は早稲田大学のチームで、中には大手企業で働いている人達もいて、改めてこのコンテストのダイナミズムや多様性に驚きました。


大学と企業をつなぐ新たな試み


このBrandstormで大きなインパクトを受けた私たち3人組は休む間もなく、次のプロジェクトに向かっています。GWには、工業デザインクラブがなかったため、先ず学生団体を新設しました。アメリカには、ISDA (Industrial Designers Society of America)という全米協会があるのですが、ワシントン DCにはISDAの支部がなかったため、GW校内に支部を創立し、共同創設者になりました。ISDAの71番目の支部ですが、全米で最もアクティブに活動している支部です。

ロレアルと何か校内でイベントが出来たらいいなと考えていた時、GWビジネススクールのNils教授に相談に行きました。彼は強い関心を持ってくれ、大企業と組んでイベントをするならば。学長や副学長にも相談した方が良いとアドバイスをくれ、直ぐにお二人と面談しました。Gouldの時もそうでしたが、やはり大人を巻き込むことが本当に大事です。

そして、昨年秋に、GWでロレアルが学生インターンを採用するイベントを企画し、大成功を収めました。イベントの趣旨はロレアルの今年のBrainstormコンテストの宣伝とクラブの採用募集です。約400名の学生、そして学長が参加し、ロレアルの人事部にも満足して頂けました。この一連の活動が認められ、ロレアル・フェローシップ・プログラムの50人の学生の1人に選ばれました。人事部長と話す機会が増え、積極的に行動を起こすことや情熱と責任をもって取り組むことの大切さのアドバイスをいただいてきました。


GW大学でのBrandstormの表彰式

GW大学でのBrandstormの表彰式

15歳でアメリカに来てからのことを振り返ると、いつも自分の周りにはたくさんの人がいてくれました。自分の強みは、コミュニケーション能力や礼儀正しさだと思います。だから、いつも仲間や大人にサポートしてもらえました。人生は一度きりなので、今できる事を今やりたいです。

自分の能力にも自信がもてるようになりましたし、自分には仲間がいます。Brainstormの仲間と一緒にデザインスタジオを作って法人化し、様々な企業にデザインのアドバイスをする会社を作っている最中です。

渡米後わずか5年間でこんな人生になるとは15歳の私は全く想像していませんでした。留学を応援してくれた両親には感謝の気持ちしかありません。これからも「自分でピッチすれば何かしら道は拓ける」と信じ、挑戦を続けたいです。



佐久間さんがアンバサダーを務めるロレアルBrandstormにご関心のある方は、次のURLより詳細をご確認ください。

ロレアル Brandstorm 募集要項


知る・触れる・イベント情報

エディクム主催のイベントや関連イベントをご紹介いたします。

教育を考えるとき、ぜひ一度ご相談ください

留学する・しないを含め、まず一度ご相談ください。
最適な方法を一緒に考え、探しましょう。

大切な子どもに残してあげられることは何でしょうか。たとえお金や物がなくなったとしても、教育を受けたことによる目に見えない「経験」は、貴重な財産としてその子の人生を豊かに彩る礎となるに違いありません。
グローバル時代と言われて久しい昨今、子どもの教育・経験を考える時に「海外留学」も選択肢のひとつとして当たり前になってきました。少なくとも、子どもがそれを望んだ場合には、保護者は耳を傾け、機会を与えてあげてほしいと願います。

エディクムは「世界のどこに行っても活躍できる人になってほしい」と願いながら、50年の間に7,800人以上のお子さんの海外留学をサポートしてきました。その実績に基づきながら、1人ひとりに丁寧なカウンセリングを行います。気持ちが固まっていなくてもかまいません。あなたの留学への思いを聞かせてください。

資料請求・カウンセリング予約・その他お問い合わせ

エディクムまでのアクセス

  • 〒150-0001
  • 東京都渋谷区神宮前1-10-23 フォンテーヌ原宿ビル
  • 【TEL】03-3408-2901
  • 【FAX】03-3478-4350
  • 【営業時間】10:00 ~ 17:30 月~金と第2・4土曜日(祝日、年末年始を除く)