特色ある土地と文化が創り出す「学校らしさ」と教育特色 ~ ハワイ・カリフォルニア・ニューヨークの3校が語るボーディング教育の魅力
アメリカのボーディングスクール3校から、入試担当責任者の3名をお迎えし、通常の学校説明会とは少し異なる視点から、各校の教育特色に加え、今のボーディング教育が目指す方向性について語っていただきました。
地域も文化もまったく異なる3校ですが、教育の根幹においては明確に同じ方向を向いていることが強く感じられ、非常に示唆に富んだ有意義な時間となりました。
Dunn School(カリフォルニア州):イノベーションの聖地で育つ創造力
スタートアップ文化の中心地であるカリフォルニアならではの環境。3Dプリンター、レーザーカッター、ロボティクス、最新設備が揃ったInnovation Labを中心に、学生のクリエイティブな挑戦を後押しし、創造性を最大限に引き出す環境が整っています。
学校HP:Dunn School
Hawai'i Preparatory Academy(ハワイ州):ハワイ島の大自然が学びの舞台
海、山々、星空、火山と、ハワイ島の雄大な自然そのものが教室です。海洋生物学や、天文学、サステナブルな自然活動を体験的に学ぶことができるのはハワイならでは。ハワイ独自の文化と、マインドフルネス・バランスを重んじる精神が学校全体に根付いています。
学校HP:Hawai'i Preparatory Academy
Trinity-Pawling School(ニューヨーク州):ニューヨークで本物の文化に出会う
伝統的な東海岸のボーディング文化に加え、NYCまで約20分という立地が大きな強み。ブロードウェイ、スポーツ観戦、博物館など、世界有数の文化・ビジネスの中心地が身近にあり、学びの幅を大きく広げます。食文化や人種の多様性を、肌で感じる機会も豊富です。
学校HP:Trinity-Pawling School
自立とリーダーシップは、生活の中で "自然に”育つ
私達がボーディングスクールに期待しているものは、高いレベルの授業を通して培われる学力だけではありません。家族から離れて寮生活を送ることで得られる「自立」の部分についても、ティーンエージャーにとって非常に価値ある経験であると確信しています。
今回、3名の先生方が強調してお話されたのは、「自立やリーダーシップは、ボーディング生活という環境そのものが育ててくれる」ということ。
“If you don’t do it, no one will.” 自分でやらなければ誰もやってくれない。その責任感が、自立を促す。
Dunn Schoolでの授業のひとコマ
家族と暮らしていると気付きもしなかった日々のタスクや習慣も、「人任せにはできないんだ」と気付いたときが成長点となります。「今まで機会が無かっただけで、自分ってこんなに出来るんだ」と学生自身が、新たな自分を発見することも多くあるようです。この点が、帰国時にご家庭が大きな変化を感じる部分でもあります。
また留学先では、スポーツチームのキャプテン、クラブ長、寮長、生徒会、グループワークのリーダーなど、主体的なリーダーシップを発揮することが期待される場面が豊富に存在します。もちろん、最初はできなくても大丈夫。多くの教職員がキャンパス内で生活を共にし、日々の生活・学習・精神面を細やかに支える応援団として見守ります。
留学生はどうやって居場所を見つけていくか
新しい環境に飛び込むのは勇気がいることです。ましてや英語の環境であればなおさら。各校皆さんおっしゃったのは、「みんな最初は新入生だった」ということ。
“A new face on campus is exciting for our current students.”
今回来場した3校はすべて、初年度留学生のルームメイトはアメリカ人生徒となるようにアレンジしているとのことでした。到着直後から、自然にコミュニティに溶け込む機会が生まれます。
少し勇気を出して、チームスポーツやクラブ活動、寮主催のイベントに参加することを続けていくと、友人関係が広がり、そこから一生物の友情が生まれることも珍しくありません。
多くのご家庭が心配されるのが学習面です。英語の面でのESL・ELLサポート提供状況は学校ごとに多少異なるものの、各教科の教員が、複数体制で、個々の必要度に合わせた支援体制を調整しながら伴走します。
「最初の3か月が勝負」。
小さな挑戦を積み重ねれば、英語力と自信が大きく伸びる、と3校が共通してコメントしました。「完璧な英語力」ではなく、学生自身から湧き起こる「成長したい気持ち」を重視しています。
AI時代に必要なのは「AIには代えられない力」
近年非常に身近になったAIについてもお尋ねしました。どの学校もAIを「禁止」するのではなく「正しく使う」方法を学ぶことが大切、というスタンスでした。AIはあくまでツールであり、だからこそ今育てたいものは、人間にしかできない能力だといいます。
AI時代に必要なのは・・・
・自信と勇気をもって人前に立ち、考えを発信する力(パブリックスピーキング)
・他者との対話を通じて磨かれる、コミュニケーション能力
・学校コミュニティの中で試行錯誤する経験
ボーディング環境は、これらの力を日常的に鍛える場として極めて価値が高い、と強調していました。
どんな学生に入学して欲しいですか?
この問いには、
”Nice kids”,”Respectful” and “Open to meeting new people”
という回答が返ってきました。
出願の際には、学校の成績や英語力レベルが最重視されるかと思いがちですが、
“素直でやる気があるか”
“他者を尊重できるか”
“新しい世界にワクワクできるか”
こういった内面的な潜在能力を、インタビューでの対話を通して存分に伝えていきたいですね。
アメリカのボーディングスクール留学をめざす皆さまへ
Trinity-Pawling Schoolの学生達
留学成功のカギは・・・
✓変化を楽しみ、新しい文化に飛び込む勇気
✓完璧じゃなくていい、失敗を恐れないマインド
✓好奇心を持って、自分の興味を言葉にすること
✓自分から助けを求めること、人を頼ることのできる素直さも大事なスキル
“The world is getting smaller. International students are vital to our campuses.”
「留学生はボーディングスクールにとって必要な存在だ」という、強い言葉でセッションは締めくくられました。多様な個性や異なる文化的背景を持つ学生が集うことで、学びの場は一層豊かになります。多文化・多くの価値観の環境で学び合う経験こそが、これからの時代を担う若い世代に、真のグローバルな視点を育む基盤となるのですね。
ボーディングスクールは、単なる「学力向上の場」ではなく、若い世代の新たな世界と、人生を拓く環境であることを、改めて感じる時間となりました。
イベント情報
まずはこの夏、アメリカボーディングスクールの空気を肌で感じる体験から始めてみませんか。
ご紹介した3校のうち、Hawai‘i Preparatory Academy(HPA)では、初めての方でも参加しやすいESLサマーキャンプを実施しています。将来的な海外進学を見据えた第一歩としてご活用いただくのはいかがでしょうか。
2月28日(土)にサマースクール説明会を開催します。
ぜひ、ご参加ください!
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また、3月14日(土)にアメリカ・カナダ・スイス・ニュージーランドへの留学説明会を開催します。
「ボーディングスクールってそもそも何?」というお話も含め、ボーディングスクールの魅力についてご説明させていただきます。また、弊社よりアメリカ、そしてニュージーランドに留学した学生をゲストにお迎えして、体験談を話してもらいますので、ぜひ、ご参加ください!
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