インターナショナルな学校とは - スイス College du Leman
7月13日のブログでは、「ボーディングスクールをお奨めする10の理由」をご紹介しました。その理由の一つ、「6. You will be stretched by the amount of work you have to do.
勉強量の多さ、内容の豊富さにより、学力を伸ばす事ができる。多くの学校では深く、広いカリキュラムを持っている。」という点について、少し詳しくご説明します。
勉強量の多さ、内容の豊富さにより、学力を伸ばす事ができる。多くの学校では深く、広いカリキュラムを持っている。」という点について、少し詳しくご説明します。
スイスにあるボーディングスクールは、他の国の学校と比べても格段に「インターナショナル」な環境である事はご存知でしょうか。アメリカやカナダなどにある学校の留学生比率は通常、2割程度なのに比べ、スイスでは「皆が外国人」という環境です。スイス第二の都市、ジュネーブには様々な国際機関が置かれ、年中国際会議やイベントなどでにぎわっており、ここに住んでいる「外国人」の数は、半数近くに上ると言われています。
こんな立地にある学校 - College du Leman は、広く名の知れたインターナショナルスクールです。約120ヶ国から2000人を超す学生が集っているこの学校では(幼稚園~小学校700名、中学校700名、高校700名程度)、なんと6つものカリキュラムを用意しており、学生達は高校に上がると、各自の目標に合わせて履修するカリキュラムを選択します。国際バカロレア(IB)、フレンチバカロレア(FB)、イギリスのIGCSE、アメリカのAP、スイスマチュリテ(2コース)といった、全く違う卒業資格が取得できるコースを提供しているのです。英語を主言語とするカリキュラムであれば国際バカロレア、イギリスのIGCSE、アメリカのAPコースなどが選択できますし、フランス語であればフレンチバカロレアやスイスマチュリテ、フランス語とドイツ語両方であればスイスマチュリテのバイリンガルコースが選択できます。(※一部例外を除き、同時に複数の卒業資格が取得できるわけではありません。)こんなに豊富なレベル・種類の授業を提供し、また各コースでの高い資格取得実績を上げている学校は、世界でも数少ないでしょう。また、それだけの素晴らしい教師陣が揃っている所も魅力です。
ちなみに College du Leman での、2009年度各種コース合格率はこのようになっています。
IGCSE (International General Certificate of Secondary Education) ・・・ 94%
AP (Advanced Placement) ・・・ 78%
IB (International Baccalaureate) ・・・ 96%
FB (French Baccalaureate) ・・・ 100%
SM (Suisse Maturite / Maturite Gymnasiale) ・・・ 100%
SMB (Suisse Maturite / Maturite Gymnasiale Bilingual) ・・・ 100%
これらのコースは決して容易なものではありませんから(特にバイリンガルのスイスマチュリテは難関です)、この数字がいかに優れた授業を提供している学校であるかを物語っていると思います。
この様な学習環境で学ぶ学生は、複数言語を操ることのできる、バイリンガル、トライリンガルの学生が多く、学生によっては4、5ヶ国語に堪能なケースもあります。先生方も無論、同様です。まさに「インターナショナル」な環境ですね。そして、真にインターナショナルな環境で学ぶメリットの一つには、皆が「マイノリティー」であるという点も挙げられるでしょう。国籍や母国語などの違いは、差別ではなく、単なる区別にしかならず、一人一人が平等な立ち位置にある事を快適に感じる学生は多いようです。
College du Lemanは、9月19日(日)のスイス留学ワークショップに参加予定です。