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親友・夢・自信を手に入れた、僕のボーディングスクール1年間留学

エディクムでは、中学、高校在学中の1年間の留学もサポートしています。
1学年間のみ海外で学び、日本では出来ない経験をしたい、英語を上達させて世界に友人を作りたい、自分が得意なスポーツを上達させたい等、理由は様々ですが、10代の多感な時期に日本を飛び出して海外の学校で過ごしてみると、その後の人生や価値観が大きく変わるかもしれません。

高校1年生として、アメリカのボーディングスクールに在籍したRSさん(高校2年生)がオフィスに来てくれました。長いようで短い1年間・・・RSさんが語ってくれた体験談を紹介します。


言葉の壁が立ちはだかった最初の1ヵ月


絆を深めたフットボールチームのメンバー達

絆を深めたフットボールチームのメンバー達

僕は2024年8月から2025年5月まで、Wilbraham and Monson Academy(WMA:アメリカ・マサチューセッツ州)に留学しました。渡航する約1年前から自分の将来の夢を実現するために、各留学フェアに参加するなどして、学校の情報収集を開始しました。WMAは学校の立地や規模のみならず、より株式投資のような実践的な授業が展開されていることに魅力を感じ、出願を希望し合格しました。

WMA入学後の1ヶ月は本当に苦労して、新入生オリエンテーションも半分くらい何を言っているか判りませんでした。例えば、英語として知っていたDormitory(寮)という単語も、アメリカ人はDormと省略して使っていたので、実は知っている英単語の筈なのに聞いても理解できない言葉が多く、日本で学んでいた英語表現とも異なり、また会話のスピードもとても速く、相手の話を聞き取るのに苦労しました。

新入生オリエンテーションは1週間あり、最初は寮の説明、2日目からは日用品を揃えられるように買い物ツアーに連れて行ってくれました。夜はBBQが企画されていて寮生だけでなくアメリカ人の地元の学生も参加していたので、学校が始まる前に通学生とも知り合う機会がありました。

ルームメートは、留学2年目の中国人の学生で、すごく静かな子でしたが、イベントがあったり、大事な時には色々教えてくれてとても有難かったです。入学前にルームメート希望調査表に記入した希望通りの学生でした。最初は寮が同じ韓国人の学生と仲良くなり、日本のアニメが好きな子など、どんどん色々な子と話せるようになっていきました。


スポーツやイベントを通じて深めた友情


更なる成長を遂げたスペイン・ポルトガル旅行

更なる成長を遂げたスペイン・ポルトガル旅行

一番仲良くなったのは、フットボール部(Varsity Footballと呼ばれる学校のトップチーム)で同じポジションのアメリカ人の通学生です。この子もWMAの1年目でした。アメリカはスポーツがシーズン制で、秋はフットボールをやって、冬は水泳にしましたが、その子も水泳部に入り更に仲良くなりました。春は僕はバレーボールチームに所属し、その子はラクロスでした。

その子の自宅には、泊まりに行かせてもらったり、フットボールチームのディナーに招待してもらったり、ご両親にも大変よくしてもらいました。11月のThanksgivingの休暇時も泊まりにおいでと誘ってもらったものの、既に学校経由でホームステイの手配をお願いしていたので、残念でしたがホームステイに行きました。

ホームステイは、元学校職員の自宅に滞在させてもらい、アメリカの伝統的なThanksgivingの行事を経験することができました。留学前は、そんな短期間で自宅に誘ってくれるほど仲良くなれる友達が出来ると思っていなかったのですが、スポーツを通じて自然と仲良くなることができました。WMAはこじんまりとした学校で、すぐにみんなが顔見知りになれる、友達を作りやすい環境でとてもよかったです。3ヶ月間で本当にみんな知り合いになりました。

フットボールチームの試合は、主に水曜日の午後と日曜日で、よく他校までバスで遠征に行きました。フットボールは未経験でしたが、小学生の時にフラッグフットボールをやっていたことが奏功し、またフットボールのルールをきちんと理解していたので、Varsity(1軍)チームに入ることが叶い、チームの中心選手になることができました。

アメリカでのチームスポーツのコーチやチームメイトの関わり方ですが、例えば誰かがミスをしてしまってもその個人を責めるような言い方やその人をプレーに使わないなどとはせず、その原因や対策をメンバー同士で議論し、皆で答えを出していくスタイルで、お互いをリスペクトし、コーチも選手を対等な立場で練習をサポートする方法で、日本でこれまで経験してきたものとは大きく異なりました。チームメイトとは国籍や言語の違い以上の友情が芽生えたと思います。

がむしゃらに勉強した1年間

このような毎日を過ごしているうちに、2ヶ月経った頃から授業も判るようになってきました。化学や数学は、式とか解答を見たら、何をやっているのか理解できるようになりました。

僕が履修していた科目は、English/ESL(留学生用英語)、Honor Pre-Calculus(上級微積分入門)、Chemistry(化学)、US History(米国史)、Academic Support(学習サポート)の5科目です。US Historyは、ディスカッションが多く最初は参加できませんでしたが、先生やクラスメートに次にどこをやるのか確認して、大変でしたが予習をしっかりして少しずつディスカッションに参加しているうちに、授業のやり方が理解できるようになりました。

各教科で用いられる専門的な単語をあまり多く知らなかったので、自分のスマホのメモ機能にその単語を登録して覚えるようにしました。毎日の学習時間(Study Hall)は2時間ですが、毎日その前後1時間ずつ、計4時間は勉強していました。同じ4時間の勉強でも日本にいた時とは違い、先々の予定や課題の優先順位を考えて自分の時間の使い方を逆算し、隙間時間などをうまく使い効率的に勉強する習慣が身に付きました。

Academic Supportは、宿題やエッセイの添削、あとは困っていることを事前に伝えておくと助けてくれたり、留学生をサポートしてくれる時間で、とてもありがたかったのですが、Thanksgiving以降はあまり頼らなくても自分で出来るようになりました。

1年留学を延長したい気持ちに揺れる日々、そして自らの決断

クリスマス休暇は元々日本に帰ってきて冬服や夏に持参できなかった物を持って行こうと思っていたので、日本に帰ってきました。春休みは学校主催の旅行で、スペインとポルトガルに行きました。親友になった友人は家庭の事情で旅行に参加できませんでしたが、この2週間の旅行で他の参加者20人くらいとも仲良くなれましたし、先生とも親しくなりました。この旅行で誰とでも話すようになって自分に自信が持てるようになりました。

今、振り返ってみると、一番楽しかったのは、冬と春だと思います。友達が多くできて、自分でも英語が話せているという感覚がありました。だから、今年5月に日本に帰ってきた時は寂しかったです。また秋になったらWMAに帰るような感覚もあったり、心が頭についていっていないような感じがしました。冬頃、1年間留学を延長してWMAに残ろうかなと本気で考え、アメリカに残った時のメリットデメリットをその後の大学進学も併せて検討しましたが、やはり日本に帰って法学部に進学して外交官になりたいという自分の夢を大事にすることにしました。大学に進学してから海外の大学に半年~1年行ける機会があったら行きたいと思っています。

一生忘れることのない宝物


Wilbraham and Monson Academyでの最後の日

Wilbraham and Monson Academyでの最後の日

日本の高校には2025年9月から復学する予定だったので、WMAの1年留学が終わった後、この夏は、Choate Rosemary Hall(アメリカ・コネチカット州)のサマースクールに参加しました。TOEFLは80くらいであったものの、WMAの成績が良好で、先生やフットボールコーチからの推薦状の内容が良かったため、Choate Rosemary Hallのサマースクールに参加することができました。ChoateはさすがにアメリカのThe Ten Schoolsと呼ばれる名門校の1つで、敷地も広くて設備も充実していました。Choateでは、留学生もアメリカ人も関係なくみんなと仲良くなることができました。5週間コースでしたが、Academic WritingとStudy Skillsのクラスをとり、スポーツは水泳を選択しました。

サマースクールを終えて8月2日に帰国しましたが、本当に濃い1年間でした。アメリカの授業のスタイルもとても素晴らしかったですし、大変なことも多かったものの、楽しかった事ばかりを思い出します。日本に帰ってきて両親とも話す機会が多いですが、両親は、考え方やスケジュール管理という面で自分が成長したと感じていると思います。WMAが終わってChoateのサマースクールに参加する前に、両親と一緒にワシントンDCを旅行できたのも良い思い出になりました。この1年間留学は、僕にとって一生忘れることのない宝物です。

留学を検討しているご家族へ

留学期間、行き先、目標は人それぞれです。RSさんのように充実した1年間を過ごした後、自分の在籍していた学校へ復学すると、日本の良さも理解できると思います。1年間の留学では高い英語力が身につかず中途半端になる、という考えもありますが、事前に英語力や学力を高め、何故留学するのかという目的意識を強く持ち、入念な事前準備を行うことにより、海外の学校で学ぶ日々がより濃密になります。また、将来の進路の幅も広げることができます。

一年留学、長期留学、サマースクール等、留学の方法は色々ありますので、自分に合った方法を検討しては如何でしょうか。RSさんには、下記の説明会で体験談を披露して頂くことになっています。ご興味がありましたら、是非、参加をご検討ください。

小・中・高校生のためのボーディングスクール留学説明会(北半球)- 9月13日(土)開催


知る・触れる・イベント情報

エディクム主催のイベントや関連イベントをご紹介いたします。

教育を考えるとき、ぜひ一度ご相談ください

留学する・しないを含め、まず一度ご相談ください。
最適な方法を一緒に考え、探しましょう。

大切な子どもに残してあげられることは何でしょうか。たとえお金や物がなくなったとしても、教育を受けたことによる目に見えない「経験」は、貴重な財産としてその子の人生を豊かに彩る礎となるに違いありません。
グローバル時代と言われて久しい昨今、子どもの教育・経験を考える時に「海外留学」も選択肢のひとつとして当たり前になってきました。少なくとも、子どもがそれを望んだ場合には、保護者は耳を傾け、機会を与えてあげてほしいと願います。

エディクムは「世界のどこに行っても活躍できる人になってほしい」と願いながら、50年の間に7,800人以上のお子さんの海外留学をサポートしてきました。その実績に基づきながら、1人ひとりに丁寧なカウンセリングを行います。気持ちが固まっていなくてもかまいません。あなたの留学への思いを聞かせてください。

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